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フェミニズム理論の資料、いちばん揃っているのはここ――数十万字、更新中

年末の総まとめとして索引をつくり、まだ残っている仕事を洗い出してみます。これからの翻訳・公開もお楽しみに。抜けがあれば、確かめたうえでご指摘ください。役に立ったら、ぜひシェアを。

著者: 生命体征维持茶话会翻訳: 甚谁Bot[AI assisted] · 全文

編者注: 年末の総まとめとして索引をつくり、まだ残っている仕事を洗い出してみます。これからの翻訳・公開もお楽しみに。抜けがあれば、確かめたうえでご指摘ください。役に立ったら、ぜひシェアを。

当サイトで全文を読める項目は本文にリンクしています。未収録の項目も、題名と掲載先を手がかりに検索できるよう整理しています。

〔日本語版注:これは「生命体征维持茶话会」による中国語での翻訳・公開活動の索引です。「数十万字」などの文字数や「訳文」「全訳」「選訳」「抄訳」「英中対訳」などの表示は、中国語での掲載時のものです。〕

一、フェミニズム選集の各章への読書案内

二、選集の収録作

第1章:フェミニズム理論をつくる

第2章:リベラル・フェミニズム

第3章:ラディカル・フェミニズム

第4章:社会主義フェミニズム

第5章:インターセクショナリティ

第6章:ポストモダニズム、ポスト構造主義、クィア理論とトランスジェンダー理論

第7章:第三波フェミニズム

第8・9・10章:フェミニズムと(反)帝国主義・植民地主義

三、まだまだあります。こちらも大切

①『フェミニズム思想入門』新版・第5版4

②『フェミニズムの主要概念と論争』

③『フェミニズム映画入門』

④その他、フェミニズムの翻訳あれこれ

⑤政治経済学関係の成果

⑥サブカルチャー批評と日本の文芸批評

四、翻訳者からのメッセージ

付録:『フェミニズム理論を読む:近代性からポストモダンへ』収録作の既刊中国語訳一覧

選集の収録作のうち、私たちがまだ訳していないものにも、すでに中国語訳が出版されているものがあります。この一覧には、そうした作品すべての掲載先を集めました。基本的には、著者、書名、中国語訳の豆瓣(中国の書籍・映画などの情報・レビューサイト)へのリンク、ISBN(国際標準図書番号)を載せています。一部の訳がインターネット上にあるものには、そのURLを添えます。複数の出版物に収録されているものは、まず『フェミニズム理論を読む』の注に挙がっている出典を載せ、そのほかの出典も併記することがあります。紙では未刊行でも電子書籍がある場合は、そのリンクを添えます。資料の収集や翻訳に不備があれば、どうぞご批判、ご指摘ください。

第2章:リベラル・フェミニズム

  • 13. John Stuart Mill, from The Subjection of Women (1870)――ジョン・スチュアート・ミル『妇女的屈从地位』、ISBN 9787513570893。
  • 16. Kate Chopin, “The Story of an Hour” (1894)――ケイト・ショパン「一小时的故事」;中国語訳、書誌情報、ISBN 9780789154798。
  • 19. Virginia Woolf, “Shakespeare’s Sister” from Chapters III and VI of A Room of One’s Own (1929)――ヴァージニア・ウルフ『一间只属于自己的房间』(第3・4章「假如莎士比亚有个妹妹」)9;中国語訳、書誌情報一(ISBN 9787201151656)、二(ISBN 9787545569926)。
  • 20. Virginia Woolf, “A Room of One’s Own” from Chapter I of A Room of One’s Own (1929)――ヴァージニア・ウルフ『一间只属于自己的房间』(第1章「一间只属于自己的房间」);書誌情報一(ISBN 9787201151656)、二(ISBN 9787532746354)。
  • 21. Margaret Mead, “Sex and Temperament” from Sex and Temperament in Three Primitive Societies (1935)――マーガレット・ミード『三个原始部落的性别与气质』(結論「性别与气质」);書誌情報一(ISBN 9787213001321)、二(ISBN 9789573202783)。
  • 22.「无名的问题」、“THE PROBLEM THAT HAS NO NAME”――ベティ・フリーダン『女性的奥秘』。
  • 24. Carol Gilligan, from In a Different Voice (1982)――キャロル・ギリガン『不同的声音』、ISBN 9787801093028。

第3章:ラディカル・フェミニズム

  • 32. Susan Griffin, “Use” from Woman and Nature: The Roaring inside Her (1978)――スーザン・グリフィン『女人与自然——她内在的呼号』(「使用」);豆瓣の書誌、ISBN 9787536685260。

第4章:社会主義フェミニズム

第5章:インターセクショナリティ

  • 62. Harriet Jacobs, from Incidents in the Life of a Slave Girl (1861)――ハリエット・ジェイコブズ『女奴生平』;書誌情報一(ISBN 9787313124487)、二(ISBN 9780486419312)。

第6章:ポストモダニズム、ポスト構造主義、クィア理論とトランスジェンダー理論

第7章:第三波フェミニズム

第8章:近代前期のフェミニズムと帝国主義

  • 99. Henry David Thoreau, “Civil Disobedience” (1849)――ヘンリー・デイヴィッド・ソロー「论公民不服从的义务」;『瓦尔登湖•论公民的不服从义务』豆瓣、ISBN 9780679757016。11
  • 106. Emma Goldman, from Patriotism: A Menace to Liberty (1911)――エマ・ゴールドマン『无政府主义及其他论文』(第5章);中国語訳、豆瓣の書誌、ISBN 9789869750943。
  • 107. Rosa Luxemburg, “Militarism as a Province of Accumulation,” from Chapter 32 of The Accumulation of Capital (1913)――ローザ・ルクセンブルク『资本积累论』(第32章「作为资本积累领域的军国主义」);豆瓣、統一書号 4002-147;『帝国主义与资本积累』豆瓣、統一書号 4039-54。
  • 111. Virginia Woolf, from Three Guineas (1938)――ヴァージニア・ウルフ『三枚金币』;豆瓣の書誌。

第9章:近代後期のフェミニズムと帝国主義

第10章:ポストモダンのフェミニズムと帝国主義

  • 123. Edward W. Said, from Orientalism (1978)――エドワード・W・サイード『东方学』;豆瓣の書誌。
  • 125. Gayatri Chakravorty Spivak, “Can the Subaltern Speak?” (1985)――ガヤトリ・スピヴァク『从解构到全球化批判』(第2章「底层人能说话吗?」);一部の中国語訳、豆瓣の書誌、ISBN 9787301126523。
  • 128. Fourth World Conference on Women, “Beijing Declaration” (1995)――第4回世界女性会議「北京宣言」;百度百科「北京宣言」。

この選集ならではの特色――原編者の説明から:

本書の中心原則のひとつは、社会正義の追求こそがフェミニズム理論の存在理由だということである。だからこそ、フェミニズムのさまざまな見解や視点が政治的に何を意味するのかを理解することが急務となる。政治性に重点を置く点で、本書は、読むべき文献をただテーマ別に並べるほかのフェミニズム選集とは異なる。私たちが危惧するのは、フェミニズムの著述や作品をただ並べるだけでは、その底にある政治的な前提や、社会変革に向けた戦略や目標の違いを、読者がかえって見分けにくくなることである。これに対し、本書はフェミニズム理論と政治的実践の関係を強調し、これらの重要な違いが曖昧にならないようにしている。

第二に、本書は、フェミニズムの声、展望、視点の差異と多様性に、とりわけ目を向けている。それらは、人種、階級、ジェンダー、そして世界のなかでの位置によって異なる。ほかにも多くのフェミニズム選集が女性間のこうした重要な差異を取り上げているが、本書では、その差異を生む社会的位置と政治的な関心とを結びつける。日常生活で人々が直面する個別の問題は、しばしばそれぞれの立場や社会的位置の違いを映し出している――これが私たちの考えであり、本書の核となる原則である。また、本書は歴史に即して構成されているため、こうした問題や政治的な関心が時とともにどう変化してきたかも、よりはっきりするだろう。

第三に、この選集は、通常「理論的」と呼ばれる活動をより広く捉え、大学の内外で理論が生み出される多様な場に目を向けることを求める。本書は、社会生活についての知識や、日常生活から得られる知識の価値をたたえるだけではない。西洋的な抽象論理の形式とは異なる理論のつくり方にも、賛辞を送る(Collins, 1990;King, 1990)。より伝統的な理論の形式に加え、この選集には個人の伝記、詩、短編小説、雑誌、歌詞、さらにはアニメーションまでが収められている。理論をつくる場の多様性を擁護することで、私たちは、「理論をつくる」とは、教室、研究会での発表論文、学術誌といった枠をはるかに超えた活動なのだと認識する。また、従来とは異なる理論の形式〔中国語訳者注:上記の伝記や詩などを指すものと思われる〕も「経験を凝縮したもの」であり、女性解放の営みに役立ちうるのである(Lorde, 1984: 38)。

……

本書の第六の特色は、その構成によって、フェミニズム思想のパラダイム(paradigm)転換が読者により明瞭に見えるようになっていることである。パラダイム転換とは、思想や世界観全体を根底で支える理論的な前提が、根本から変わることをいう。私たちは、こうしたフェミニズム思想の転換が、1970年代から90年代にかけてのアメリカのフェミニズムで起きたと考えている。この時期、近代のフェミニズム思想は、ポストモダンへと向かうフェミニズムの諸見解から挑戦を受けた。この二つの社会思想のあり方を比較し、対照させることで、読者は、社会生活、社会思想、政治的実践についてのまったく異なる見方が、今日のフェミニズムにおける主要な対立や論争のいくつかで、いかに重要な位置を占めているかを知ることになるだろう。

第七に、本書はまるまる三つの章、30編を超える文章を、植民地主義、帝国主義、グローバル化の問題に充てている。ここで読者は、第一波から第三波までのフェミニストたちがこれらのテーマにどう取り組んできたか、また、その思考が時とともにどう変化してきたかを知ることになる。私たちが今アメリカ合衆国と呼ぶ場所は、かつて植民地でもあり、植民者でもあった〔中国語訳者注:つまり、米帝はもともと、イギリスの海外植民地という立場から抜け出した被害者で、その後はほかの地域/人種を植民地化する加害者の役を演じた、ということ〕。そのため読者は、この激動の歴史が、人種、階級、性的指向、国籍・民族の異なる女性たちにどのような影響を及ぼしたかを、よりよく理解できるだろう。

最後に、多くの章には、フェミニズムのある理論的な立場を、別のフェミニズムの立場から批判する文章が収められている。たとえば、第1章のウマ・ナラヤン(Uma Narayan)の文章は、非西洋のポストコロニアル理論家が、フェミニズム認識論における西洋のさまざまなアプローチにどう応答するかを示している。第3章のスザンナ(Suzanna)の文章12は、あるラディカル・フェミニストがクィア理論をいかに批判するかを示している。これによって読者は、それぞれの見解の強みだけでなく、弱点も見ることができる。全体を通じた目的は、新たな社会状況を理解し分析するのに必要な批判的分析力を、読者が養えるようにすることである。この力は、ともすれば当たり前とされる社会生活の無数の側面について、従来の常識を問い直す助けになる。

本文終わり
注12

注釈

  1. 日本語版注:ジョー・フリーマンの原題は The BITCH Manifesto。中国語見出しでは BITCH を三つの語で示している。著者公開本文。 ↑

  2. 日本語版注:この中国語見出しが指すオードリー・ロードの原題は “The Master’s Tools Will Never Dismantle the Master’s House”(主人の道具で主人の家を解体することは決してできない)。見出しの「飼い犬」とは比喩が異なる。1993年合本所収『Sister Outsider』110–113頁。 ↑

  3. 日本語版注:「リンチ法」は制定された法律ではなく、裁判を経ない私刑を正当化する「不文律」を指す。ウェルズの原文(ヒューストン大学公開)。 ↑

  4. 日本語版注:①〜③の書名は中国語掲載題の仮訳。 ↑

  5. 日本語版注:第10章題は『ゼロ年代の想像力』の電子版目次による。 ↑

  6. 日本語版注:題名は木下千花の論文「『ハッピーアワー』と妊娠」による。『ユリイカ』2018年9月号の公式目次。 ↑

  7. 日本語版注:第7講題は2006年版の書誌・目次による。出版社の新版目次でも同題。 ↑

  8. 日本語版注:書名と第1章題は東京創元社の書誌・目次による。 ↑

  9. 日本語版注:英語欄では第3・6章、中国語訳の説明では第3・4章となっている。 ↑

  10. 日本語版注:英語題の Femininity は「女性性」だが、掲載された中国語の篇名は「女性主义」(フェミニズム)となっている。 ↑

  11. 日本語版注:掲載原文の番号を残したが、これは84番にも記載された、ボーンスタインの英語版に対応するISBNである。北テキサス大学掲載の書誌。 ↑

  12. 日本語版注:スザンナ・ダヌータ・ウォルターズ(Suzanna Danuta Walters)。原著目次に収録されているが、この索引では個別の翻訳項目として挙がっていない。 ↑

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