
拾荒戦略 Rags Drumについて
現在の世代がそれ以前の出来事に対して取る反抗的な態度を無視するなら、……今日の作品を理解することはできない。……異なる観客のために劇場を占拠すること。それは一つの課題であり、同時に一つの機会でもある。
――ベルトルト・ブレヒト
屋頂現視研・拾荒戦略組織委員会はここに、第二回ACG投稿企画「拾荒戦略 Rags Drum 2021」の審査結果を発表します。
審査結果
3+2か月にわたる募集と1か月余りの審査を経て、屋頂・拾荒組織委員会は次のとおり発表します。「前夜祭」では、原稿が完成していることと審査員の多数決を基準として、最終的に8本の受賞作が選ばれました。「後夜祭」では審査員の全会一致を基準としましたが、受賞作はありませんでした。
「前夜祭」のみに参加し、審査に合格した作品と作者は次の2組です。原稿の到着順に掲載します。
- 「『風の谷のナウシカ』から『東方鬼形獣』へ――さまざまな苦境のなかの「偶像に世界を委ねて」」、宫酒姬
- 「『涼宮ハルヒ』シリーズと〈セカイ系〉から始める――ポストモダンとACGN研究をめぐるいくつかのうわごと」、真紅様
「前夜祭」で投稿本文または要旨が合格したものの、残念ながら「後夜祭」で審査員の全会一致を得られなかった作品は、5人の作者による次の6本です。
- 「チップ、切断、死の欲動――伊藤開司の自殺ゲーム」、米岡
- 「複製品からシミュラークルへ――文芸消費の現代的転回」、米岡
- 「空間化された身体VS身体化された空間――日本アニメにおける空間と身体の想像力」、斑鸠
- 「『溺れた巨人』を読み解く――「巨人」という隠喩の一解釈」、心田安详
- 「恐獣――アメリカはいかにしてタイタンの故郷となったか」、哲哥
- 「死はいかに「新生」するのか――異世界転生作品における死の研究」、甚谁
以上の作者の皆さま、おめでとうございます。先に告知した企画規定に基づき、前夜祭に合格した作品には1本につき300元の原稿料が支払われます。
「前夜祭」で投稿要旨が合格したものの、残念ながら完成原稿が「後夜祭」で審査員の過半数の賛成を得られなかった作品は、次の3本です。
- 「『おそ松さん』第3期――松原秀のコントをめぐる旅」、CM
- 「ポスト美少女と美少女以後――美少女ゲームの〈ポスト〉学的考察」、宫酒姬
- 「聖地巡礼はいかにして可能となるのか――『narcissu』における自殺の旅の偶然性」(のちに「偶然性の『narcissu』――不可能な聖地巡礼の記録」に改題)1、红茶泡海苔
受賞作については、組織委員会から作者に結果を伝え、同意を得たうえで速やかに掲載します。受賞に至らなかった作品については、作者がその扱いを完全に自由に決める権利を取り戻します(個別投稿も大歓迎ですwww)。結果のいかんを問わず、投稿してくださったすべての作者の皆さまに心から感謝します。
I. 謝辞
ボランティアで審査に携わってくださった審査員の皆さまに感謝します。
will(ACG愛好家)。
马小褂(ACG愛好家)。
有电拍拍(ACG愛好家)。
rocefactor(ACG愛好家)。
屋顶第十一任所长(ACG愛好家)。
ポスター制作をはじめとする芸術・広報面で本企画を支えてくださった唯一指定真实August_Rush、そして親身な助言と真摯な協力を寄せてくださった論者、サークル、プラットフォームの皆さまに感謝します。屋頂・拾荒組織委員会は、謝意のしるしとして以上の6名それぞれに50元相当の当当網図書引換カードをお贈りします。
今回の活動を通じて、主催者である屋頂・拾荒組織委員会は、さらなる経験と教訓を得ました。その過程で経験や力量の不足から論者・読者の皆さまにご迷惑をおかけしたことがあれば、どうかご寛恕いただき、率直なご意見をお寄せください。来年は今回の経験を生かしてさらに研鑽を重ね、不十分な点を改め、論者と読者が本企画から得られるものをいっそう大きくできるよう努めます。ご支援とご注目に感謝します。今後公開される企画参加作にも、ぜひご注目いただき、お読みになり、広めていただければ幸いです。
拾荒戦略、来年もまたお会いできることを願っています。
屋頂現視研・拾荒戦略組織委員会
2021年11月19日